今日も、中国地方のある会社の役員会で
30代の社長とそのブレーンが考え出した新進のアイデアを
60代のお年寄りがつぶそうと躍起になっている
できない理由をあげつらって、
大局を見ていない
業界3位のままでいいじゃないですか。
生き残れるわけ無いじゃん
そんな志で
情報システム部、
名刺の裏側には英語で IT Dept. なんて書いてあって
ITって、Information Techの略で、
企業が生き残っていくために、企業の中にある情報を、
どんな情報が必要になっていくのかを考えて
それを早く、正確に、必要な形で提供することが仕事
のはずなんだけれど
その実態は、99%コンピュータシステムの運用部門
ちょっとがんばって、今の業務をいかに早くするか、省力化するかに一生懸命程度で
企業の価値を高めるためには、今からいったい何が必要になってくるのか
そのためにはどんな業務を実現しないといけないのかを
考える努力をしている人たちなんてほとんど見たことがない
彼らのほとんどが、自分たちの小売りに関する業務がすでに完成されていて、
改善の余地が無いと思い込んでいるように見受けられる
例えば次期店舗システムを考えるにあたって、『十枚近い複写伝票が必須』なんて
言っているぐらい、客観的に見ると???なことをしているにもかかわらず。
中国をはじめとしたアジア圏の小売企業は素直にそしてどん欲に
グローバルの業務プロセスを学び、そこから必要と思われるものをどんどん取り込みつつある
今はまだ、日本の小売りの方が規模も大きいし、効率もいいのかもしれないけど
どん欲に学び、変化することをいとわない姿勢のアジア勢が
日本の流通小売業をあらゆる面において追い越すのに
あと5年はかからないのではないだろうか
ということは、
日本の流通小売業がこの1,2年で大きく考え方を変えて
変化することを選択肢、3,4年かけて新しい業務の定着を図らないと負けてしまう
中国企業による、日本企業の買収報道がニュースを賑わすのはそんな先ではない